悠々日記〜7人家族その日暮らし〜

5人の子育てに奮闘しながら悠々自適に暮らしているベンチャー社長の奮闘物語をゆるく発信します。

古民家裁判の判決が出た。

やっと…

遂に古民家裁判の判決が出ましたよ。

長かった❗️本当に‼️

約2年半もの歳月がかかってようやく判決です。

古民家裁判エントリーはこちら↓

空き家バンクを利用して田舎に移住したら事故物件だった件 - 悠々日記〜7人家族その日暮らし〜

 

この話は、豊田市の空き家バンク制度を利用して築200年の古民家を改装し、田舎に移住した7人家族+猫2匹の現在進行系リアルストーリーである。

 病気で亡くなったと聞いていた前住人が実は自殺だった事が移住後に発覚したのだ。

 

古民家裁判提訴のエントリーはこちら↓

古民家裁判とその後 - 悠々日記〜7人家族その日暮らし〜

 

裁判は想定外の事ばかり

明らかに嘘をつかれ、騙された被害者として提訴したのだか、裁判は予想外の展開へと発展していった。

先ず、やはり豊田市及び職員の責任追及は難しくこちらの正当性を主張するも根拠となる証拠不足(録音テープでは不十分!)と契約書に守られており、当初から厳しい展開が続いた。

攻め方はあった筈だが、途中からこちらの弁護士も諦めモードだった様だ。事例がない為、新事例はどうしても担当の裁判官に左右される。

 

そして一番驚いたのが、大家と管理人側の主張である。自殺があった小屋の地番が違う事を理由に賃貸契約範囲外と主張してきたのだ。

さらに、答弁書では虚偽の主張を並べ立て、法廷でも同様に嘘八百の答弁を繰り返した。

 

このブログについても相手の弁護士が調べており、賃貸申込のコメントが入っていた事を引き合いに出して俺が事業の一環で古民家改修を行い民泊事業を行うつもりだったんじゃないですか?などと妄想をぶつけてきた。

このブログを最初から読んでいる筈なので、俺や家族がどんな想いで田舎暮らしを始めたのかを知った上で、裁判に使えるネタだけを切り取って疑惑として印象付けしたのだ。

マスコミみたいなクズ弁護士である。

 

裁判は闘いである。

分が悪ければ嘘もつくのだろう。

全て自分が責任を取ると言っていた管理人は大声で嘘の主張を繰り広げた。

大家は知らぬ存ぜぬの一点張り。

管理人の娘であり、俺の息子の元同級生の母親も傍聴席に座り、ブツブツ小言が聞こえてくる。

 

傍聴席、俺の隣で妻は泣いていた。悔しくて。

 

泣きたい気持ちは分かる。

俺だってめちゃくちゃ悔しいし、平気で法廷で嘘をつく人達を睨みつけていた。

何としても勝訴したい。

こちらの主張を認めて貰いたい。

だが、裁判は思わぬ方向に進んでいく。

 

 

裁判官から言われた衝撃の言葉

原告、被告の本人聴取を終えた後、控室で裁判官と面談がある。

いわゆる和解協議というものだ。

双方主張は出尽くした上で、裁判官側から和解の調停が入る。

そこで耳にしたのは衝撃的な事実だった。

 

「現時点では原告側の分が悪いです。」

 

何…だと❓

明らかに被告側は嘘の主張をしている。しかも法廷で!

被告側の証拠資料も根拠と呼べる代物ではなく、否定する主張をずっと行なってきたが、有りもしない事実がない事を証明する事は難しい。嘘の主張を覆す証拠など、そもそもそんな事象は存在しないのだから証拠など有る訳がない。

 

両者の主張は食い違っており、裁判官としては契約の範囲内で判断せざるを得ない。その場合、契約書には母屋の地番のみが登録されており、問題の小屋の地番は登録されていないので、重要事項説明義務はなく事故物件とはいえない。という判断をせざるを得ないと言われた。

 

そんな馬鹿な❗️

被告は法廷で嘘までついているんですよ⁉️

地番が分かれている事は契約時も聞かされていないし、敷地内の建物や道具類は自由に使って良いと言われていた。更に駐車場の小屋も地番違いの土地だったが、被告側はそれだけ特別に許可を与えただけ、契約時に賃貸範囲をテープで記し明確に説明したと嘘をついていた。

だが、そんな説明は受けていないという証拠はどこにもないのだ。

 

これもクズ弁護士の考えだろう。

嘘を前提に答弁書を作成するなど、弁護士としてクズの極みだ。

 

ならば、立ち合いしていた豊田市職員と不動産仲介業者を証人喚問して証言を取ってくださいと主張したが、これまで2年以上も時間を費やしてきてこれ以上長引かせるつもりはない。

豊田市職員と不動産仲介業者を証人喚問する機会が必要であればもっと早い段階で実現できた筈です。と裁判官から言われた。

その上で和解期日を設け、双方の和解金額の提示をする事になった。

 

俺は愕然とした。

正直便りないこちらの弁護士とやる気のない裁判官、そして嘘を並べる被告とそのクズ弁護士。

 

現実とはこんなにも厳しいのか。

 

だが、諦める訳にはいかない。

証人喚問ができないならば、証言として証拠提出するしかない。

被告は嘘を付いているのだから、第三者の証言でそれを証明できればまだ勝ち目はある。

豊田市職員は被告側なので、こちらに有利になる証言は出さないだろう。

不動産仲介業者しかない。

弁護士に証言を取ってくる様に頼んだ。

 

だが、数日後弁護士から連絡が入る。不動産仲介業者に電話しても繋がらない、連絡が取れないらしい。

此方から調べて連絡するも、何度電話しても繋がらない。更に調べて別の番号が発覚し、電話すると自宅に転送されてようやく話ができた。

だが、

「当時担当していたのは父親で自分は分からない。うちは関係ない。豊田市の指示どおりに形式上仲介しただけだ」

と言われた。

「ですが、豊田市は重要事項説明義務は仲介業者にあると主張しております。当該物件は複数の地番で構成されていましたが、登録は一つの地番のみです。ご存知でしたか?」

と聞くと、そんな事は全く知らないと驚いていた。何とかその事を陳述書として提出したいので、と頼み込み協力して貰える事に。弁護士から書面を送って貰う様、頼んだ。

これで先ずは一安心…

 

と思いきや、和解期日数日前に弁護士から連絡が入り陳述書がまだ届いていない。電話しても繋がらない状況だという事が判明した。

間が悪い事に俺は海外出張中で対応できない。

妻に頼んで不動産仲介業者に電話してもやはり繋がらない。

どうしようもないので、妻に自宅兼事務所に突撃して貰う事になった。

すると、とっくの前に郵送していたのかと思いきや、弁護士から書類が届いたのは二日前だという。妻が泣きながらお願いして当日中に返送して貰える事になったが、本来このやり取りは弁護士事務所の仕事だ。

裁判から帰りの電車内で今後の対策を講じるでもなくパスドラをしていたこちらの弁護士にも愛想が尽きた。

 

何とか陳述書を提出できたが、判決にどこまで影響があるかは不明だった。

和解の金額も双方大きな開きがあり、判決を待つ事になった。結果は…

 

 

 

 

逆転勝訴‼️

 

 

 

こちらの主張を全面的に認め、被告の主張を退ける形で損害賠償請求が認められたのだ!

豊田市の責任追及は認められなかったが、改修費用の半額程度が賠償請求された。

被告からの上告もなく、先日無事に賠償金も支払われた。

 

 

正義は勝つ❗️

 

 

いやぁ、やっぱり陳述書が効いただろうな。

本当に良かった。

人生、色々あるけど諦めないことが肝心。

皆さん、ご心配お掛けしました。

応援ありがとうございます。

 

〜悠々自適にいきる〜