古民家裁判とその後
大丈夫、何とかやってます。
前回のエントリーから約4ヶ月も経ってしまった。目まぐるしく状況が変わり、目の前の問題や状況を解決するのに精一杯で、仕事は忙しくなるし、とてもじゃないが更新する時間がなくて、というか更新する気になれなくて時間だけが過ぎてしまった。
別に沢山の読者がいる訳でも心配するメッセージを頂いた訳じゃありませんが、一応申し伝えておきます。
大丈夫です。ちゃんと生きてます。むしろ調子良いです‼️
前回のエントリーはこちら↓
空き家バンクを利用して田舎に移住したら事故物件だった件 - 悠々日記〜7人家族古民家暮らし〜
この話は、豊田市の空き家バンク制度を利用して築200年の古民家を改装し、田舎に移住した7人家族+猫2匹の現在進行系リアルストーリーである。
病気で亡くなったと聞いていた前住人が実は自殺だった事が移住後に発覚したのだ。
さて、裁判の件は素人から見て完璧な内容の訴状を弁護士に作成して頂き、少々時間はかかりましたが、先日無事に提訴しました。
今回のタイトル通り、ズバリ「古民家裁判」と命名しました!(自分の中で)
訴状通知後に被告人の1人から泣きのメールが送られてきましたが、勿論被告と原告が個別にお会いするのはできませんのでお断りしました。というか事前に提訴する旨は説明していたのに何をトボけた事を言っているんだろうか。
引越先と日付も無事に決まり、来る4月4日に名古屋市内に戻る事になります。一年前の4月4日に移住してきたので、ちょうど丸1年の古民家暮らしでした。
発覚したのが昨年の6月なので、色鮮やかな思い出は最初の3ヶ月程度しかない。それでも地元の人たちや学校の先生方は素晴らしい人ばかりで、とても良くしてくださり、交流を深める事ができたと思う。
本件を打ち明けると皆心配してくれて、申し訳ない、地元の責任だと言われる方も複数いた。この地域に対する悪いイメージは全くない。悪いのは当事者だけだ。
一番心苦しかったのは、毎日楽しく学校に行ってる息子達に打ち明ける事だった。
ギリギリまで寂しい想いをさせたくなくて、学校の先生とも相談し、この連休初日まで話をするのを待っていた。
朝一、何気ない会話から機を見て話を切り出す。事前に妻と相談して、包み隠さず話した方が理解してくれるだろうと決めていたので、ありのままを話した。
先ず情緒豊かな長男が涙を流した。彼にとっては2年連続の引越しでようやく仲良くなった友達とまたサヨナラする事になるのだから、当たり前だ。その姿を次男が見て、それまで我慢していた涙が次男の目から溢れた。
俺はこの姿を目に焼き付けておかねばならない。
そう思って対面に座っていた。今回のような事態を招いたのは大人である自分の責任でもあるからだ。だが、いてもたってもいられず2人の肩を抱きに机を回り込んだ。
「ゴメンなぁ。悲しいよな。悔しいよな。
父ちゃんも同じ気持ちだよ。」
そう息子達に伝えた。俺まで泣きそうになる。
だが、ありのままを話した事で、息子達は気丈にも現状を理解してくれて、引越しは悲しいけど、仕方ない事だと前向きに捉えてくれた。
その日のうちに一緒に引越先を見に行って自分達の部屋になる予定の部屋を見て、息子達も楽しみだと言ってくれた。
それだけで、心が救われる。
子供達にも学校にも地元にも話をして、引越先も引越業者も引越日も決まった。
あとはキッチリ、カタを付けるだけだ。
また気が向いた時に古民家裁判に関する続報を書こうと思う。
それと仕事の事や成功への道シリーズも更新していきたいと思います。