悠々日記〜7人家族その日暮らし〜

5人の子育てに奮闘しながら悠々自適に暮らしているベンチャー社長の奮闘物語をゆるく発信します。

息子と富士山に登ってきた〜1日目〜

今年9歳になる長男と富士山に登ってきた。というより登っていると言った方が正解だな。

今は6合目の山小屋「宝永山荘」でこの記事を書いている。山小屋の就寝は早いので、周りは20時半にして暗い。

今日1日を振り返ろうと思う。

 

初めての二人旅

朝9時前に出発した。余裕のある日程を組んだのであまり無理はせず、遠出にも関わらず朝早くに出発するのは控えた。十分に睡眠を取って今回の旅に臨みたかったからだ。

道中に静岡SAに寄るも11時頃には新富士ICに到着。そのまま登山前に寄る予定にしていた富士山本宮浅間神社に向かう。

 

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#息子と #二人旅 #富士山 #登山 #前の参拝 #富士山本宮浅間神社 #念願の霊峰富士 #邪気祓い

 

富士の神様に日頃の感謝と安全祈願をし、腹ごしらえはやはり焼きそば。俺は食いしん坊なので焼きそば以外の美味しそうな食べ物を探したのだが、検索しても焼きそばしか出てこない。

名物なのは良いのだけど、もうちょっと選択肢があっても良いと思う。

息子に焼きそばを買い、自分に餃子を購入。

 

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マジでビールが飲みたくて堪らなかった。

 

次に向かうは白糸の滝。

名滝100選にも選ばれて、世界遺産登録の一部にもなっている観光名所である。

浅間神社から20分程度で到着。

白糸の滝の手前に音止の滝なるものが在った。

 

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滝の真上からも至近距離からも見れるので迫力がある。しかも虹が出ててとても綺麗だった。

そこから歩いて数分で白糸の滝に着いた。

この距離感で二つの趣が異なる滝を見れるのはお得な感じがする。

 

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白糸の滝 

マイナスイオン溢れまくりで、素晴らしい景観だった。観光客がいなければ 最高。(自分も観光客のくせに)

 

#息子と #二人旅 #富士山 #登山 #の前に観光 #白糸の滝 #マイナスイオン半端ない #名滝100選

 

一通り予定していた観光を済ませ、スカイラインを通って5合目を目指す。交通規制がかかっていたので入口付近の駐車場に車を止めて着替えてからシャトルバスで5合目を目指す。

予定通り15時頃に到着。そこから今日の宿泊先の6合目を目指す。ほんの30分程で新六合目にある宝永山荘に着いた。

今回、息子と富士登山を計画した時に何度も調べて、1番考慮したのが高山病だ。

折角来たのに高山病になって下山するケースが1番残念だからだ。

 

子連れは余裕のある日程がベスト

今回の旅を計画する上で大事なポイントは3つ。

 

・子連れペース

・高山病の回避

・御来光はマスト

 

上記3つを考慮して余裕のある日程を組んだ。

 

1日目は移動と参拝、観光。からの六合目で宿泊。初めての登山を予習体験させつつ、身体を慣らせるのが狙い。

 

2日目は朝食を取ってから8時頃出発予定。

1日かけて山頂を目指し、山頂山小屋の頂上富士館で宿泊。山頂では郵便局や散策をして、お土産を買って時間を過ごす。

 

3日目 早朝、御来光を拝む。朝食を取って下山。観光をして帰路につく。

 

 

一泊の場合、御来光を拝む為には初日に8合目以上は登らないと子供のペースでは難しい。早朝に出発して上まで登る事も考えたが、高山病のリスクが高くなってしまう。しかも8合目あたりに宿泊したとしても山頂で御来光を見る為には早朝2時頃の出発になる。そのまま下山して帰路につくのは大人でも大変なので、今回は観光も回りながら余裕のある日程を組んだ。

富士山に登る事も大事な目的だが、1番大事な事は初めて息子と二人で旅をする事だからだ。

楽しくなければ意味がない。

富士登山は大人でも大変で慣れてない人はもう二度と登りたくないと言う人も多い。そういう人は大抵弾丸登山なのだ。強者は1日2登3登するらしいが(山小屋で会った常連さんは最高6登したらしい。短パンTシャツで異様な出で立ちだった。意味不明だ)、一般人は弾丸往復は止めた方が良いらしい。観光庁も警告するぐらいだから。事実、今日も救助ヘリが山頂付近に向かっていたし、5合目に救急車も来ていた。

 

余裕のある日程のお陰で、6合目の宝永山の火口まで散策できた。溶岩の赤い石がそこら中に転がっていて、富士山の別の顔が見れて素晴らしかった。

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他とは違う景色が広がっている。

 

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デカイ岩がゴロゴロしている。噴火で飛んでくるのか、落石で転がってくるのか、そこら中に集まってきている。

長男初登場。

 

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俺。馬鹿は高い所が好きなのだ。

必死に格好付けている様が笑えたので初掲載。

 

9歳の危機

という言葉を聞いた事があるだろうか。田舎に引っ越す前に息子が通っていたシュタイナー学園では9歳という時期を非常に重要視しているのだ。創始者であるルドルフ・シュタイナーは9歳を「人生で最も大事な節目」とまで言っている。「9歳の危機」とはなんぞや。

以下coco café+さんより引用

 

お母さんのお腹から生まれて子どもの身体がお母さんと離れるが、模倣を通して結びついていた外界の事物から、模倣力の力を失った9歳の子どもは、自分と周りの世界との一体感から抜け出し、自分を世界の中に存在する「個」として感じるようになる。

それは、それまで疑いもせずに安心しきっ

ていたまわりの世界(父・母・友達・先生)から切り離された孤独感や不安定感を抱き、不安定な状態に陥る。

この孤独で不安な時期は「9歳の危機」と呼ばれている。

自分という存在が世界から切り離されていると感じるということは、自分と世界との間に距離を持つようになるということでもある。距離を持つことによって、子どもたちははじめて世界を客観的に見る目を持ち始める。それまでの世界との一体感の中で夢見るような状態にあった子どもたちが、大地に足を降ろすための大きな転換を始めたということ。

また、この時期には、不安な夢を見ることがある。
肉体的にも負担が大きく、頭痛や腹痛を訴えることもある。
「死」を怖がったり、わけもなくメソメソ泣いたりする。

シュタイナーは、9歳の節目について

「この時期の問題は、かえって思春期の問題よりも繊細に扱わなければならない」

と言っている。

子どもがこうした難しい節目にあるとき、大人たちがそれをどのように見守ってやるかが大変重要ということ。

仲正雄さんのわかりやすい言葉でいうと・・・

この9歳の頃に、子どもは自分が今まで信じていたものがふっと信じられなくなってしまう。今まであんなに大好きだったお父さんやお母さんたちが、どこかちょっと他人ぽくなっちゃう。自分の味方でしかなかったお母さんが、あの人は他人だとわかっちゃった。他人だとわかって苦しいところに
「あんた、宿題したの?」
「食事よ!」
とか言っちゃうと、「他人が私に対して言うことじゃない」と、子どもは傷つき、腹を立てたり、それを整理できなかたりする。
同時に「死」という問題が顔を出す。
「死んじゃうの?」というのは、今まで自分が守られているというところで安心していたものが、ふっと感じられなくなるときに出てくる「不安」を表現する言葉だと思ってください。

ところが、9歳という時期に「自分は将来何になる」ということが具体的になったりする。

9歳の頃、幼児期にあった守ってくれる力を自分で取り払いながら、今度は前を見て、自分の人生で何をしたらいいのかということを直感的に感じ取る。

自分の幼児期とお別れする自分が寂しいし、また、自分の中に新しく生まれてくる、自分のこれからの人生に対して向かう勇気のようなもの、それをもらってくる時期である。

9歳の危機 | coco cafe +

 

だそうな。正直俺はあまり良く理解してなかったのだけど、引っ越す前に当時の担任の先生から是非息子さんと二人で何かに挑戦する機会を作ってあげてくださいと言われていたのだ。何処かに旅行に行くだけでも構わないと。でも、うちは家族が多いので、二人きりで過ごせる時間が大事ですと。

それを聞いて、妻からも是非何処かに連れて行ってあげてよと言われ、今回の旅を計画したのだ。確かに長男は物心ついた時から弟と妹がいて常にお兄ちゃんとして頑張ってくれていたのに、殆ど二人きりでゆっくり話したり過ごす時間が取れていなかったし、単純に俺自身も面白そうだし息子の成長を肌で感じたいと思って富士山を一緒に登る事を決めたんだ。

出発前日に二人で登山用品を買い出しに行き、荷造りをした。ワクワクしている自分がいた。勿論息子は目をキラキラさせている。

それだけで十分だ。明日は登山本番。

思う存分楽しもうと思う。

 

〜悠々自適に生きる〜