悠々日記〜7人家族その日暮らし〜

5人の子育てに奮闘しながら悠々自適に暮らしているベンチャー社長の奮闘物語をゆるく発信します。

人生は決断の連続だ

事業は人なり

 事業の全ては「人」で成り立っている。これは色んな先輩経営者の方々からよく言われる言葉だ。今後どんなにAIが普及して効率化が進もうとも「人」を相手に事業をし、「人」が機械を動かし、「人」が物事を判断する。そして経営者にとって常に悩みの種になるのも「人」なのだ。同じ伝え方をしても伝わり方は人それぞれに違う。働く動機も「お金」「労働環境」「時間」「やりがい」「家庭」と色々あるだろう。そして一人一人能力も違うのだから優秀な組織作りがいかに困難か初めからわかっていた、つもりだった。

しかし、結局少数精鋭で運営してきた筈の弊社も従業員だけでなく一緒に会社を立ち上げた創業パートナーも会社を出て行ってしまった。今は文字通りワンマン(1人)で業務を継続させている。売上の9割が自分の営業先で、業務の7割を自分でしていたので、必要な分を外注すれば余計な人件費や経費が入らなくなる分、資金繰りや経営の改善も早く、心労も格段に少なくなった。全く営業もできない、パソコンもできない、コミュニケーションも取れない、そんな職人上がりの従業員を施工部隊として雇用したのが今回の反省点だが、ちゃんと指導すれば一人前のビジネスマンに成長すると思っていたのが間違いだった。本人にやる気とモチベーションがなければ意味がないのだから。

 

だが、1番の要因は自分なのだ。

 

 そもそも自分で営業して業務をこなして財務処理もしてたら個人事業と何も変わらない。経営とは人を活かす事なのに、人がいなければ(雇えなければ)経営者とはいえない。上司のやり方次第で部下のやる気とモチベーションを向上できるし、それが上の人間の仕事でもある。

 しかし、俺にはそれができなかった。最低限やるべき事は伝えやり方も教えたが、教えられた事しかできない、何をして良いかわからないスタッフに一から指導する時間は俺にはなかった。一緒に立ち上げたパートナーに部下への指示やフォローを託していたが、彼は彼で職人上がりなので自分が新しい環境に適応する事で精一杯だった。やはり怖くて厳しい上司が組織には必要なのだと思う。

だが、最大の要因は将来のビジョンを共有できなかった事かもしれない。俺が目指す会社のビジョンが理解できなかったんだと思う。今でも多くの人には理解されないし、理解できないと分かってる。でも新しい事を目指すという事はそういう事だと思ってる。

 

『THINK DIFFERENT』

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大好きな言葉だ。

集う仲間は俺が目指した先にいるはずだ。俺より優秀で、俺にはないサムシングを持っていて、自分のやるべき事、役割を自覚していて、同じ夢に向かって全力を出せる仲間に必ず出会うと信じている。それまでは1人で進めていくだけだ。他でもない家族が俺を支えてくれている。だから俺は頑張れる。


経営者は決断の連続である

人生や成功は決断による決断の積み重ねである。強い意志と常に変化し進化するクリエイティブな取り組みが欠かせない。何かを実現させるにはまず自分自身が前衛的で創造性に富んだ決断を下せるリーダーにならなければならない。

ダンケネディ著書ビジネス戦略からの引用。

 

多くの人が自分の人生に満足できないでいるかもしれない。仕事や職場環境、家庭、夫婦関係等で不満を抱えながら生きていたり、なんとなく就職して、嫌な上司とやりたくもない仕事をしている人も多い気がする。その人生は自分が選択した積み重ねだという自覚もなく。
いつでも、明日にでも違う選択をする決断を下す事ができるのに、しない。チャンスがないのではなく、自分でやらないと決めているだけだ。今日何をするか、誰と会うか、どこに行くか、自分の人生なのだから自分で決める権利を誰しもが持ち合わせているというのに、大多数の人は無意識のうちに思い込みや常識、風習や目に見えない空気に縛られて生きている。そして、そうなるべく他でもない自分自身が選択しているのだ。

 

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常識に囚われるな。思い込みを捨てろ。

流れに身を任せるな。自分で判断しろ。


自分の決断が成功につながる決断なのか、その決断に基づいて実行し、自分で決断した生き方を続けていく覚悟があるかどうか。真剣に自分と向き合う必要がある。


自分はどう在りたいのか。

 

勿論ここで言う成功とは自分の理想の人生を生きるという事だ。一般的な成功を収めている経営者には、その人生において遅かれ早かれ、重大な決断を迫られるような経験や境遇、事故や病気、挫折や裏切り等を必ずと言って良い程味わっている事が多い。それまで当たり前だと思っていた事が有難い事だと自覚した時に、それまでしなければいけないと思っていた事が、別にする必要もない、唯の錯覚だと気付いた時に、人は変われるのだと思う。時間を大切にし、周りに感謝し、本当に自分がやりたい事を探し求める様になるのだと思う。

稀に初めから理解できているかの様な天才肌もいるが、殆どの人はきっかけがなければ当たり前の日常を疑いもしない。勿論俺もその1人だったんだが、渡米、独立、挫折、裏切り、病気等を経験し少しづつ「気付く」事ができた気がする。当たり前の事など何1つないのかもしれない。

 

ひたすら実行あるのみ

特別な職業以外において、ある選択肢を実行するのに制限、規則、業界水準、常識、経験等は関係ない。成功に必要なのは決断を下し、それを実行すること。この実社会においては実行あるのみ。躊躇している暇などない。お金が貯まったらとか、準備が整ったらとか、チャンスがあったらなどと言っていつまでも実行できない人間の多い事。失敗したくなくて、失敗しない様に行動すればするほど動けなくなる。失敗はできる限り若い内に沢山した方が良いに決まってる。諦めない限りソレは失敗ではなく経験となり糧となるのだから。

 

「運」は「運ぶ」とも読む。つまり「運」は人が「運んできてくれる」ものだと思っている。

 

待ってる人間にチャンスは巡ってこない。順番が回ってくるだけだ。(なんの順番なのかは人それぞれだが) 何かに挑戦している人や努力している人、暗闇に飛び込んで行く人は、その人を応援してくれる人や見守ってくれている人、心配してくれる人が手を差し出してくれたり「運」を運んでくれたりする事があると思っている。勿論いつもそんな都合の良い事が起きる訳ではない。でもそんな時は失敗を糧にまた1つ経験を積めたと思えば良いだけだと思う。

 

 失敗するつもりで始めよう

だが、生半可な気持ちで、試しに起業してみようとか、独立してみよう等と考えて事業を始めるなら最初から辞めた方が良い。自分で事業をするという事はありとあらやる苦労があり、恥ずかしい思いや悔しい思いは当たり前になる。涙を流す事も一度や二度ではない。破産のリスクは常に隣合わせで多くの場合、事業の為に借金を抱え、様々なストレスが待ち受けている。暗闇のその先に成功できるかどうかすら、自分自身の決断次第なのだから、軽い気持ちであれば早い段階でとっくに止めてしまう。創業3年以内に倒産する会社や飲食店が多いのもこの為だろう。
そしてこの苦い経験は成功を収めている、或いは長く事業を続けている経営者の間では当たり前に誰もが経験している事だ。
成功を収める為には、他の人がやりたがらない、やりたくもない事を自ら積極的にしなければならない事も多い。むしろ誰もやった事がない手段や事業をトライしなければ大きな成功は手に入れられない。

 

give and give and give

周りに困っている人や誰かに頼まれた事、友人の会社や事業にとってプラスになりそうな事は、どんなに自分の事業が上手くいっていなくても、どんなに忙しくても、積極的に、全力で助けてあげなければならないし、取り組まなければならない。

それが成功の秘訣なんじゃないかと最近思い始めた。自分が求めている事や困っている事に誰かの助けを求めるよりも、誰かが困っている事や求めているものを自分ができる範囲で積極的にお手伝いした方が自分も動き易いし、最終的に返ってくる事が多い。

 

先ずは自ら与えなさい。

 

まるで聖書の様なフレーズだなw
あと、決してtakeを要求してはいけない。
折角のgiveが無駄になるどころか逆効果にすらなる事もあるから。


just waiting
果報は寝て待て。


先人の言葉は本当に意味が深い。
年を重ねる毎に改めて気付かされる事が多い。
自分にできる事が済んだら、深追いする必要はない。それが秘訣だ。

相手が信頼できる人であれば、必ず遅かれ早かれ帰ってくる。不思議と自分が困っている時に助けてくれる事も少なくない。

 

俺はお前に言ってるんだ

なんだが人生哲学的な、かなり上から目線なエントリーになった気がするが仕方ない。昔から根拠のない自信家で、ビッグマウスのスーパーポジティブの人間だから。「自信」という言葉は「自分を信じる」と書く。俺は自分の能力や才能に自信がある訳ではない。俺より優秀な奴は沢山いる事ぐらい分かってる。俺が信じているのは過去の努力や経験と失敗や挫折を繰り返しても決して諦めなかった自分だ。そして自分を信じた過去の自分を裏切りたくないだけだ。

 

実は先日、ある事件が起きた。書ける時になったら書くが、新たな試練が訪れたと言っても過言ではない。それもこのクソ忙しい時にだ。良い事も悪い事も驚く程重なる時がある。更新が遅れ気味なのもその為だ。

仕事の方は今まで進めてきたプロジェクトが実を結ぶか否かの瀬戸際なのに、思いがけない角度で事件が舞い込んできた。見えない角度からのパンチは効くんだわ、コレが。

だが、前を向いて進んでいく。必ず結果を残す。俺には自信があるんだ。

 

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 〜悠々自適に生きる〜