悠々日記〜7人家族その日暮らし〜

5人の子育てに奮闘しながら悠々自適に暮らしているベンチャー社長の奮闘物語をゆるく発信します。

成功への道①〜理想の人生を生きる為に〜

冒頭で断っておくが、ここで言う「成功」というのは単に世間一般でいう「大金持ち」になる事ではない。「自分の理想の人生を生きる」ことを一言で「成功」と位置付けた。

そして勿論、自分自身「成功」している訳でも「大金持ち」な訳でもない。今まで歩んで来た道、これから進む目指すべき「成功」への道を自分の為に記録する事にしただけだ。死ぬまで「成功」もなければ「失敗」もないと思っている。あるのは「過程」としての記録のみ。自分が目指した「成功」つまり理想の人生を生きられたか否かは死ぬ間際にしか分からないのだから。
今までの、そしてこれからの「失敗」や「挫折」を糧に「感謝」と「努力」を忘れず、将来の自分とあわよくば子供達の将来の参考になれば幸いだ。そんな(今はまだ誰も知らない)自信家ベンチャー起業社長の物語シリーズである。
なので、他の記事とは違いビジネスモード(内容も口調も重たい)になっている。完全に上から目線。気分が悪くなったら読むのを止める事をオススメする。


人それぞれに自分の理想の人生がある

 

どんな暮らしがしたいのか
どんな仕事がしたいのか
どんな生き方がしたいのか

 

理想がない人は今すぐに真剣に自分の将来、自分の人生と向き合う必要がある。明確なビジョンがあればある程、具現化できるからだ。
それこそ「大金持ち」になりたい人も沢山いるだろう。「お金」が嫌いな人、必要ない人はいないのだから。だが、更に突き詰める必要がある。

「何故」「誰の為に」「何の為に」必要なのか。この3W理論「WHY」「WHO」「WHAT」いわゆる「WHY」から始まるゴールデンサークルの考え方は昔TEDで観てから衝撃を受けて参考にしている考え方で、あらゆるビジネスや物事において参考になるので知らない人は覚えておくと良いと思う。

 

サイモン シネック: 優れたリーダーはどうやって行動を促すか | TED Talk | TED.com

 

TEDを知らない人は間違いなく損をしているので観た方が良い。テレビなんか観てる場合じゃない。世界中に凄い人や面白い人がいて、自分の知識を広げる事が楽しくなると思う。俺は本を余り読まなかったが、損をしてきたなと思っている。もっと色んな本を読んでいれば良かったと多少後悔もあるが、昔からリアルなストーリーが好きだったから仕方ない。勿論ファンタジーの物語の素晴らしさや素敵な物語を読み終えた後の清々しさも幾度かは味わった事もあるが、ノンフィクションをベースにした本を読んだ時の衝撃は今でも良く覚えている。

幸いネット上には情報が溢れており、知的欲求さえあれば能動的に情報を収集できる様になった。テレビで流される面白くもない番組や広告をただ受動的に受け取るのではなく、自分の興味がある世界中のリアルを情報収集できる時代なのだ。話が逸れたので戻す。

 

この3W理論に+1H、「HOW」つまり「どれくらい、どうやって」を掘り下げていくと、より具体的に自分の理想の人生と向き合う事ができる。例えば「お金持ち」になりたい人も人それぞれの理由がある。

 

「昔貧乏だったから」「モテたいから」
「自分の為に」
「好きな服や車や家が欲しい」

という人もいれば、

「十分な収入がないから」「将来不安だから」
「子供の為に」
「生活費、教育費の貯蓄が欲しい」「習い事をさせたい」

という人もいる。


これに+1Hの「HOW」「どれくらい」収入があれば良いのか、自分の中の「大金持ち」は「どれくらいお金がある人の事なのかを掘り下げて、「HOW」「どうすれば」そうなれるのかをより具体的に考えていくとヒントや方法が見えてくるかもしれないし、常に意識しておく事でアンテナが広がりチャンスを逃さなくなる。

これはビジネスだけでなく日常のあらゆる事において非常に重要な事だ。

「思考は現実化する」のだから。
名著と名高いナポレオン・ヒル著者の「Think and Grow Rich(思考は現実化する)」はまだ読めていないが、タイトル通りだと思う。

 

自分も若い頃は
「モテたい」「格好つけたい」
「勿論自分の為に」
「良い車に乗って、良い女を連れて、良い家に住みたい」

と普通に思っていた。
男なら沢山仕事して、当然稼いで「金持ち」になりたいし、そのつもりで努力もしてきたつもりだった。転機が訪れたのはアメリカ留学の時だ。


それまで学校と遊びに明け暮れていて、まともに本を読んだりした事もなかった自分は、アメリカで色々な刺激を受けて、自分で色々と調べる様になって意識が変わっていったのを今でも良く覚えてる。当然きっかけを与えてくれた出会いが幾つかあったのだけど、目から鱗とはこの事で、世界には自分の知らない事柄で満ち溢れている事に気付かされた。

上で紹介したTEDを観た時も同じ様な感覚を覚えた。好奇心旺盛な人なら沢山刺激を受けると思う。


そして改めて日本の素晴らしさを再確認し、知的欲求が物的欲求を遥かに凌駕する様になった。日本人として生まれてきた事に感謝し、誇りに思う様になった。
当時はデザインのインターンとして照明デザイナーの礎となる修業をしにLAにいたのだが、

 

「日本の為になる事がしたい」
「日本の素晴らしさを世界に発信したい」

 

と漠然と思う様になった。照明デザインは好きな仕事でスキルも身についてきたけど、このままデザインの仕事をしていこうか真剣に悩んだ時期もある。だが、この時の自分には具体的に「何が」したいのか、「どうすれば」良いのか分からず、判断できる知識も経験もなかった。色々な人に相談に乗ってもらったが、当時の自分は幸いにも照明デザインという夢、やりたい事を見つけてアメリカに来ていて、周りにはそんな人達が殆どだった。アメリカで仲良くなったのは自分の人生を掛けて勝負をしに来ている人ばかりだ。

 

・アメリカの大学を出て、そのままアメリカで仕事に就いている人

・映像クリエイターを目指し30代前半からアメリカの専門学校に入り、その後クリエイターとして活躍している人

・脱サラして美容師を目指してイギリス→アメリカと働きながら修業している人

・映画監督を目指し自主製作の映画を撮っている人

・ネクタイと靴下が嫌いで会社を辞めてバイトしながらサッカーをしている人

 

それこそ、色んな人(日本人)が勝負しに来ていた。最初の頃、俺は日本人との交流を極力避けていた。折角アメリカにまで来て、日本人とつるんでいても仕方ないと思ってたんだ。

でもサッカーだけは、日本人チームの一員として試合がしたいと思って参加したのがキッカケで現地で働いているタフな人達と友達になれた。この時サッカーを続けてきて本当に良かったと実感した事は言うまでもない。

 

そんな先輩達から、若くして夢を見つけてインターンの仕事をしにアメリカに来ている自分は本当に恵まれている環境なんだと教えられた。

その事にきちんと感謝するべきだし、自分の中で納得できる答えが出ないのであれば、元々の照明デザイナーの夢を目指した方が良い。他にやりたい事が明確になった時にもう一度真剣に考えて決めれば良いんだよ。とアドバイスを貰った。本当に有難い事に、昔から自分の周りには素晴らしい先輩や仲間に恵まれていたんだ。

 

そうして帰国した俺はデザインの仕事をしながら本当に自分がやりたい事、自分の人生を掛けて挑みたい事を模索し続けていた。

 

日本人として日本の為になる事がしたい。日本の凄さを素晴らしさを世界中に広める一役を担うような仕事がしたい。

 

決して 格好つけたい訳じゃない。

真剣にそう考えていた。

しかし、帰国後周りの家族や友人に話しても理解して貰えなかった。アメリカに感化されて帰ってきたなぐらいにしか思われなかったからだ。悔しくて涙した事もあったが、それまでの自分自身がそんな風に思われる様な人間だったからに過ぎないと後から気付いた。

 

そんな自分に転機の兆しが訪れたのは1人の女性との出会いがきっかけだった。この出会いを機にいわゆる「点」と「点」が繋がり「線」となっていくのである。

 

〜悠々自適に生きる〜